専門家コラム

2018年09月30日

外壁塗装の施工不良とは

外壁塗装は、単に家の壁に色を塗るというものではありません。専門的な技術や知識、そして、「お客様のために」という職人の誇りが大きくものを言う仕事です。
どういうことかと言いますと、塗装をきっちり行うためには、その下準備がとても大切なのです。下準備がしっかりできていないと、いくらよい塗料でもその性能を発揮できませんし、本来の塗装が行なうことができないのです。

下準備の一つに、塗装面の洗浄があります。
家庭用の洗浄機をイメージして頂けば分かりやすいとおもいますが、水に圧力を加えて噴出し、塗装面の汚れを落とします。しかし、外壁塗装のプロが使用する洗浄機は、噴出する水の圧力が家庭用のものとは違います。非常に高い圧力で水を噴出し、塗装面の汚れを落すのです。専門業者に外壁塗装を依頼した場合、見積書に「高圧洗浄費」という項目があるはずですが、まず「高圧洗浄」をして、塗装面をきれいにします。

次に、「ケレン」という作業があります。
高圧洗浄をていねいに行なっても、外壁の古い塗膜などが残っていると、その後の塗装にさしさわりがあるからです。専用のブラシや工具を使って、古い塗膜を除去し、外壁表面を滑らかにします。また、外壁に小さなクラック(ひび割れ)がある場合には、その補修も行います。

さて、その後、すぐに塗料を塗るか、と言えば、そうではありません。まず、シーラー、あるいは、プライマーと呼ばれるものを塗ります。「下塗り剤」とお考え下さい。
この下塗りは非常に重要で、その後に塗る塗料と外壁を密着させる役目、外壁と塗料の接着剤のような役目を果たします。この下塗りの上に塗料を塗り、その後もう一度、塗料を塗ります。
外壁塗装には「下塗り」、その上に塗料を塗る「中塗り」、そして、さらに塗料を塗る「上塗り」、この3つの工程があるのです。

外壁塗装の施工不良は、いまお話した「高圧洗浄」、「ケレン」など、塗装に入る前の下準備を一つひとつきちんと行っていないことを指します。
とくに「ケレン」については、職人としての経験、技術、また、後工程に対する目配りというものがなければ万全の作業をすることはできません。

 

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